楽器・音楽団体も3年続ければ何とかなる?
「石の上にも3年」という言葉がありますが、これは音楽団体でも同じ事が言えるでしょう。
私は元々音楽教室が最初のきっかけでした。習い始めて3年程度経った頃レッスンにも飽きてしまい、たいして練習もしていないくせに「2回発表会あったから、大丈夫ではないだろうか?」とあまり深く考えずに隣駅の市民楽団に見学に行きました。若い方が中心でアルトサックスだけで、既に4人いました。
その日は演奏会が終わった翌週との事で「あまり人来ないと」思うけど・・・したら30人くらいは来たでしょうか?そして、合奏が始まりましたが当たり前ですが、殆ど楽譜が読めませんでした。だから、出せるのは最初の音と最後の音くらい・・・あまりの酷さに「参加してもいいよ。」と代表者に言われたものの、「こりゃ無理だ。」と思い参加を辞退しました。2006年の事でした。辞退しないで、必死になって付いていけば良かったと、今となっては思います。そのモードになるのに一日も早い方がいいからです。
そこから、5年ほど経過して2010年4月子供が中学生になりました。PTA活動も元々積極的にしていた方だった事もあって、おやじの会に入会しました。そこに、その中学校を活動場所としている吹奏楽団の団長がOBとして参加していたのです。
翌年機会あってPTA会長になりました。PTA内にコーラス部を創設し、市PTA連合協議会主催のコーラス発表会に出演しました。通年活動するのであれば、もう一つ発表の場があるといいねの話が出たとき、吹奏楽団が中学校のミニ体育館を使ってファミリーコンサートを行っているのを思い出しました。
その場で団長に電話を掛けて「コーラスのジョイント」の了承を貰いました。その時に「確かアルトサックス持ってますよね?一度見学に来ませんか?」とお誘いいただいたので、伺ったところ、この時が一番人数少なかったのではないでしょうか?10人に満たない人数だったのです、アルトサックスも1人だけ、木管は何とかフルート2人、クラリネット3人いましたが、金管はトランペット1人だけでした。単純に人数が欲しかっただけではないでしょうか?入団してもいい事になりました。
しかし、とにかく楽譜が読めません。もちろん演奏も聴けたものではありません。本当に酷い状態でした、2ヵ月半ほどでファミリーコンサートでした。曲も10曲以上、私にとっては全て吹いてた事がない曲。「こりゃー、いくらなんでもヤバイ・・・」カラオケボックスで良く練習をするようになりました。
そこから2年経過し、楽団員も増えました。アルトサックスが5人になった事もあって、私は元々検討していたテナーサックスを購入し、アルトからテナーになりました。そのタイミングでサックスチーム内でアンサンブルの練習も定期的に行うようになりました。
大分新譜になれてきました。まったくの新譜でも50%は吹けるようになりました。
このくらいでようやく学生時代に吹奏楽部に居た人たちにも付いていけるようなりました。
長くなりましたが、「石の上にも3年」というのはあらゆるものに通じるのではないでしょうか?まったく駄目だった私ですが、何とか付いていけるようになるまで3年の時間が必要だったようです。
実際にはまだまだですので、これからも引き続き精進します。
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