音楽教室だけでは満足できないあなたへ
最初は音楽教室だけだった私ですが、音楽教室のビッグバンドコースを受講したあたりから、少し気持ちが変わってきました。
音楽教室だとせいぜい年1回の発表会や、クラス発表会くらいしか人前で発表する機会がないのが普通ですが、ビッグバンドコース参加者は発表する事に積極的な人が多かったのです。
だから自治会のイベントやジャズフェスティバルに毎年出演したり、教室のある商店会の依頼でお祭りの演奏を受けていました。指導者もこのあたり理解していて、合奏指導がいい形で仕上がり5年以上経過した現在では、とても音楽教室出身のビッグバンドとは思えないクォリティになっています。
そうなると人間は欲が出てきます。元々「自分には無理。」と諦めていた「社会人楽団、バンド」に加入し、演奏会に参加したいと思うようになり、団長が元々知人という事もあって地元の吹奏楽団にアルトサックスで入団させてもらいました。
最初は本当に酷かったです。楽団も人数が10人いなかったので、単純に人数が欲しかっただけではないでしょうか?
初見の譜面は最初の音と最後の音が解るくらいで、後はまったく・・・これでは一体何をしに来たのでしょう?という状態でした。
音楽教室では1つのパートで複数の人数がいたので、解らないところを確認できたり、音楽教室では先生が模範演奏をしてくれました。
ところが社会人音楽団体では、それはまずありません。全て自分で解決するしかないのです。しかも、演奏会は全て新曲になるのが普通です。もちろん、本番演奏のための練習は行うのですが、合奏練習が中心で個人向けの練習はありません。更に曲数が10曲以上になってしまうのが普通です。
有名な楽譜であればYoutubeに参考演奏がある曲も多いですが、全てあるわけではありません。なので、相当な時間を掛けないと出来るようにはなりません。
先日練習帰りの飲み会で質問したのですが、40歳過ぎから楽器を始めた人が社会人楽団に居る事はないそうです。
やっぱり相当な覚悟が必要なようです。頑張りましょう。
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