音楽教室は超初心者のもの?
楽器の敷居は高いですよね。だからはじめようと思っても中々できないのが現状ではないでしょうか?
そういう意味では音楽教室の存在はとてもいいと思います。まったくできなくても大丈夫、先生が手取り足取り教えて下さいます。個人レッスンは丁寧すぎるくらいです。
グループレッスンはとても楽しいです。実力も同じくらいの人達とグループになります、アンサンブルはいいです。最初は音が重なっただけで感無量だと思います。
出来ない部分は先生が見本を見せてくれます。
ただ、音楽教室には何点か欠点もあります。
まず、レッスン料金が高いです。個人レッスンの場合、30分月3回で1万くらいします。グループは60分月3回で同じく10000円くらいです。
だから最初は個人で慣れたらグループに変更するのがいいと思います。
また、吹くことを重点に置かれるので正しく譜面を読むことをレッスンではまずやりません。なので解るようにはならないでしょう。譜面やリズムは個人で行うことをオススメします。
発表の機会が少なくて、あっても年1回くらいです。しかも、その為の練習レッスンを半年くらい前から行います。
音楽教室に行くだけでも何とかなってしまうので、余程の事がないと自己練習しようとは思わないです。また思っても管楽器は音が大きいので練習しづらいです。その為、なかなか上達しません。考えてみれば当たり前なのですが、月3回程度しかも60分程度のグループレッスンで上達するほど楽器は簡単なものではありません。
最初は音が出るだけで嬉しいのですが、吹けるようになると大体の人は「上手くなりたい!」と思います。発表の場が少ないので吹かなければならない機会も少ない。だから個人練習はしない、結果上手くならない・・・と音楽教室だけでは何年通っても上手にはなりません。私自身も3年目くらいから進歩は止まりました。その後3年程通いましたが変わりません。置かれた環境を変えるしか上達への道はないでしょう。
だから、自分を追い込んで最低でも週2-3回は自己練習する環境には早めに移行しないと駄目です。何年通っていてもまったく上達しないままです。
だからこういう依頼を受けることが出来ません。「俺の結婚式の余興で吹いてくれないか?」「急遽バンドを組むんだけど参加してくれないか?」
趣味の中で楽器というのはどうも高尚の部類に入るようです。もちろん音楽教室に通っているだけでも「趣味は楽器」と言えますからね。ただ、その実態が「満足に吹くことが出来ない。」のではチョッと恥ずかしいですね。
もちろんこれでも楽しければいいのです。人それぞれですから・・・
ただ、それでも上達したい方は、外部音楽団体に所属し必死にならなきゃいけない環境を自分で作る事をオススメします。
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