ご無沙汰しております。40代からの楽器の習得は簡単でしょうか？これは自分がなりたい状態によって異なります。

●たまに合奏できればいい
これは比較的簡単です。音楽教室に通い続ければ叶えられます。ただ、比較的簡単な曲のみです。難しい曲をやりたいと先生に言うと「あなたにはまだ早いです。」と言われます。

音楽教室に通い続けるだけでも、まったく何もしないよりはマシなのですが、3年くらいで進歩は止まります。（個人差はあります。）その後は惰性で行き続けるようになって、1年に一回程度の発表会の為だけに行き続ける事になります。

これで満足できない場合は、もういきなり敷居が高くなります。

●一般吹奏楽団、ビッグバンドに参加したい
大抵の音楽団体は入団させてくれますが、丁寧に教えたくても週1回程度の練習回数では、殆ど合奏練習に当てられ個人指導できる余裕はありません。

参加されている方は殆どが学生時代からの経験者です。その経験者とほぼ同じ力量が求められます。あなたが学生時代に何かの部活動の経験があれば理解できると思うのですが、毎日2時間以上2年以上練習したものは一生ものレベルです。その力を持っている人とほぼ同等レベルにならなければなりません。

だから、自分で自己練習できる時間を捻出し頑張らなければなりません。その覚悟を持たないと結局付いていけなくなって、また指揮者からいろいろ言われて嫌になってしまう可能性が高いです。

これは、たとえアマチュア市民楽団でも、ファンが付いているからです。演奏会にくるお客様に満足して貰うために一定レベル以上の演奏内容を指揮者（演奏会のプロデューサー）は思うでしょう。

団体によっては「発表会」でいい事もあるようです。その場合はそんなに厳しくはないですが、あまり頑張らなくても大丈夫な場合、そんなに進歩もないでしょう。またどうしても演奏もイマイチになるのでファンも獲得しずらく、来場者も少ないので気合もはいりづらくなるでしょう。判断が難しいですね。

ただ、挑戦する価値はあります。想像してみてください、500人くらいのお客さんがあなたのソロで拍手する姿を・・・私は楽団加入3年でこの機会を頂戴しました。1分程度のソロではありましたが、その1分の為に相当な時間を投入しました。本番は滅茶苦茶緊張しましたが、自分とオブリガード、ハーモニーが溶け合う感覚に心奪われました。団長からも、団員からもお褒めの言葉を頂戴しました。感無量でした。

●友人や親族の結婚式で吹きたい
これ素敵な目標だと思います。多分音楽教室の個人レッスンであれば、この要望を聞いてくれるのではないでしょうか？

とある音楽教室のPVです。参考にどうぞ。ただ、相当な努力をされたと思います。励みになるので進歩も早いでしょう。

 

★上手になりたければ・・・練習しかありません。頑張りましょう。理想は毎日ですが、最低週2回基礎練習を続けるとソコソコふけるように1年くらいでなれるのが解りました。もう1年続けてみます。